イントロダクション
1974年10月6日午後7時30分。後に多くの作品・クリエイターに影響を与えた一隻の艦(ふね)が発進しました。
その名は『宇宙戦艦ヤマト』。 まだアニメーションが〈テレビまんが〉と呼ばれた時代、わずか26話の作品は多くの視聴者に衝撃を与え、社会現象となり、今もなお多くの人々に愛され続けています。
そして、その航海は今年50周年を迎えます。
本企画は、「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います。」と語る庵野秀明氏企画・プロデュースの元、上映イベント、展示会、出版の企画を中心に展開します。
記念すべき50周年ロゴは、庵野秀明氏と出渕裕氏両名による共作です。
庵野秀明氏は総合デザインと「YAMATO」の手書き文字を担当。
出渕裕氏がロケットアンカー風のエンブレム及び「50」のロゴデザインを担当しました。
作品紹介
西暦2199年、人類は滅亡の危機にあった。地球侵略を企てる異星人国家ガミラスの攻撃により、海は蒸発し、地表は放射能に汚染されていく。そんな中、イスカンダル星より放射能除去装置・コスモクリーナーの情報がもたらされる。人類はメッセージと共に送られてきた波動エンジンの設計図を基に、第2次世界大戦の戦艦「大和」を宇宙戦艦として再建造し、14万8000光年離れたイスカンダルを目指し旅立つ。人類滅亡の日まであと1年。ヤマトはコスモクリーナーを受け取り無事に地球へと帰り着けるのだろうか……。
第一作となるTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』からはじまり、その後も数多くのTVシリーズ・劇場用映画・実写映画が製作され、今なお新作が製作されている『宇宙戦艦ヤマト』は多くの人に愛されているSFアニメの金字塔である。